《Bubble》SMSの実装方法(プラグイン)
概要
SMSとは、ショートメッセージサービスのことです。
携帯電話の電話番号を使ったメッセージの送受信ができるサービスです。Bubbleではプラグインを用いることで手軽にSMS機能を実装できます。
今回はSMS機能のAPIを提供している「Twilio」を用いた、SMS機能の実装方法を紹介します。
SMSの実装方法(プラグイン)
SMSの実装方法
完成イメージ
Bubbleアプリからメッセージを記入し、送信ボタンを押します。
指定の電話番号へ、ショートメールが届きました。
1.Twilioのアカウントを作成する
Twilioで「無料トライアル」のボタンからサインアップのページに遷移します。
必要事項を入力し、アカウントを作成します。
認証メールが送信されるので、メールを確認し認証します。
自分の電話番号を使い認証します。電話番号を入力し「Verify」をクリックします。
📍「+81」は日本の国番号です。テストで使用する携帯の電話番号を先頭の「0」と「‐」を除いて入力します。例えば「090-XXXX-XXXX」という番号の場合は「90XXXXXXXX」と入力します。
質問されるので回答し「Get Started with Twilio」をクリックします。
アカウント登録が完了し、ダッシュボードに遷移しました。
画面上部にある通り、最初はトライアル用の残高が付与されており、無料でSMSの送信等が可能です。
引き続き、トライアル用の電話番号を取得します。「Get a trial phone number」をクリックします。
トライアル用の電話番号が生成されました。
ダッシュボードに表示されている「Account SID」「Auth Token」「My Twilio phone number」をこのあと使用します。
2.プラグインをインストールする
続いてBubbleにて、Twilioプラグインをインストールします。
📍2023/12/28現在は、プラグインのバージョンが最新のもの(4.3.11)ではなく一つ前の4.3.10でないと送信できないようです。
Twilioダッシュボードの「Account SID」「Auth Token」をそれぞれ、プラグインに設定します。
今回は開発環境での検証なので、dev.の欄に入力します。
3.SMS送信機能を実装する
BubbleにてSMS送信機能を実装します。
Multiline InputとButtonを1つずつ配置し、Button押下時のWorkflowを設定します。
Plugins >Twilio – Send text messageを選択します。
FromにTwilioで取得した電話番号を設定します。
Toには送信先の電話番号を設定します。
このとき先頭の「0」は、国際電話において日本を意味する「81」に置き換えます。
たとえば「080」で始まる番号は「8180」となります。
Messageには本文内容なので、「MultilineInput 本文を入力’s value」を設定します。
以上で実装完了です。
プレビューにて本文を入力し送信すると、設定した電話番号宛にSMSが届きました。